恵みの福音(2024年4月) 通巻668号より

放し飼いの子ヤギ(北海道・美瑛)
放し飼いの子ヤギ(北海道・美瑛)

 「フェルム ラ・テール 美瑛」は2017年にオープン。フランス語で「大地の農場」という意味で、地元食材を使ったレストランの他、パンや洋菓子の販売もしています。
 放し飼いのヤギは人懐っこく、会いに行くとどこまでもついてくる姿に、心が穏やかになります。

すべての理解を超えた神の平安

ピリピ人への手紙 4章6-7節

 1976年、私は聖書学院入学のため住み慣れた四国の親元を離れることが決まり、出発数日前から不安でいつも以上に真剣に祈っていました。オートバイで埼玉に向けて出発し2時間で徳島小松島港に着いたのですが、東京港行きのフェリーは3分ほど前に出港したばかり。次の船は2日後でした。高知港なら今日の出発便があります。高知までは遠く私の心は沈みました。間に合うかどうか分からないまま高知港へ、いや聖書学院の入学式をめざして暗い夜道を走りました。3時間かかって高知港に到着、東京港行きのフェリーに乗り込むことができました。東京港に着きしばらく走っているとタイヤがパンク。再び祈りました。「パンクを直して、私を聖書学院に入学させてください。」祈り終わって見ると遠くにガソリンスタンドがあり、懸命にオートバイを押して前に進みました。聖書学院に無事到着。そこでは私のため皆さんが祈ってくださっていました。
 2年間なんとか聖書学院での伝道訓練と学びを終え、今度は赴任地での牧会の不安がありました。これまでと違う世界に1人行くのですから真剣に祈り、祈るうちに平安が与えられるという恵まれた経験をしました。
 「何も思い煩わないで、あらゆる場合に……あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい」(ピリピ4:6)。この言葉に励まされて、思い煩いや不安になるたびに真剣に祈り、神様からすばらしい慰めと平安を頂いたことが何度もありました。真の神様に祈っている確信と、祈りの後に与えられる平安を信じて少しでも神様に近づき、神様を知る、そのような体験をされることを心から願っています。

(岡﨑新一師)