「自分たちの土地に、自分たちの会堂を」と祈り続け、1958年秋に建物(カマボコハウス)が、1960年秋に土地(埼玉県毛呂山町)が与えられました。全国の信徒の建築作業奉仕により、翌年の11月に献堂。鉄筋コンクリートの会堂に建て替えられるまで、16年間本部のシンボル的存在でした。
かしらであるキリストに向かって成長するとは
エペソ人への手紙 4章15節
毎年4月は人生において節目となる重要な時期です。このような時には、与えられた恵みを大いに生かし、成長することを目指すことが重要です。クリスチャンとして心掛けるべきことは、単なる知識だけの成長ではなく、「愛をもって真理を語り、あらゆる点において、かしらであるキリストに向かって成長する」ことです。
特に、聞くことと話すことに気を配らない者は、キリストに向かって成長することができないだけではなく、不健康な信仰生活に陥り、教会の癌にさえなることがあるのです(新改訳第3版 Ⅱテモテ2:17)。私たちが目指すべきことは、神の御子に対する信仰と知識において成熟し、聞く人に信仰をもたらすような愛の言葉を語る人になることです。そのような人こそが、自らの成長だけではなく、人の成長にも役立つ者となることができるのです(エペソ4:29)。
聖書には、主にあって「成長」するという御言葉が多く見受けられます。例えば、「成長させたのは神です(Ⅰコリント3:6)」、「あなたがたの信仰が成長し(Ⅱコリント10:15)」、「神に育てられて成長していくのです(コロサイ2:19)」、「あなたがたの信仰が大いに成長し(Ⅱテサロニケ1:3)」、「救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい(Ⅱペテロ3:18)」などです。そして信仰の成長という実は、神を喜ばせることにつながっていくのです。
信者としては不健全な口から出る言葉である「俗悪な無駄話(Ⅱテモテ2:16)」、「耳に心地よい、作り話(4:3-4)」、「同じ口から賛美と呪いが出る(ヤコブ3:9~10)」などを避けましょう。そして、耳と口とを聖めていただき、口から出る言葉に注意を払い、「キリストのことばが、あなたがたのうちに豊かに住むように(コロサイ3:16-17)」させていただきましょう。
(砂川昇一師)