恵みの福音(2023年6月) 通巻659号より

コリエル母娘の民族衣装と和装
コリエル母娘の民族衣装と和装

 信徒からの希望で、コリエル母娘宣教師のフィリピン民族衣装姿(中央)が実現。蝶のように膨らんだ袖が特徴で、既婚者と独身者では袖の飾りが違うそうです。
 次いで信徒の提供により、来日してから初めての和服姿。お馴染みのコリエル先生の髪型は、和装にも合いますね。

蟻のやり方を見習う

箴言 6章6-9節

 小さい頃初めて蟻を見たときのこと、たくさんの蟻が土の穴に出入りするのを見て何だろうと思いいたずらをしました。花火の2B弾(販売中止)を蟻の出入りする穴に深く入れて軽い爆発をさせたところ、蟻はバラバラ散らかり穴で死滅しました。ところが翌朝見ると、蟻は再び土の穴を作っていたので不思議でした。大人になり聖書から蟻が勤勉であることを知りました。
 蟻は小さな虫ですがとても真面目です。「怠け者よ、蟻のところへ行け。そのやり方を見て、知恵を得よ」(6節)。神は知恵を得るために私たちが蟻の勤勉さを見習うように勧められています。そして怠け者は必ず貧困になると警告しています。怠け者の特徴は(1)色々な言い訳をする(2)ごろごろ寝てばかり(3)面倒くさがり屋(4)自分を賢いと思っている(箴言26:13-16)。「蟻には首領もつかさも支配者もいないが、夏のうちに食物を確保し、刈り入れ時に食糧を集める」(7-8節)。蟻は力を合わせ苦労して食糧を集めますが、一方で怠け者は働くことを厭い、貧しくなっていることに気づいたときは手遅れです。私たちが怠慢の誘惑に屈しないよう警告しています。ソロモンは自然界の生き物から神の戒めと知恵を得たのです。
 私たちも蟻の勤勉さに習い、主のため、福音宣教のために怠らず励むべきです。「勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい」(ローマ12:11)。そしてその労苦は決して無駄ではないのです。「よくやった。良い忠実なしもべだ」(マタイ25:14-28)と主のお褒めのことばをいただけるよう、互いに励もうではありませんか。

(橋本覚師)