恵みの福音(2025年2月) 通巻677号より

ペンギンの散歩(北海道・旭山動物園)
ペンギンの散歩(北海道・旭山動物園)

 旭山動物園の積雪期の人気イベント「ペンギンの散歩」。この散歩は、冬場のペンギン達の運動不足解消を目的としています。野生のキングペンギンは、彼らのように集団で海にエサをとりに行く習性があります。
 往復500メートルのコースをペンギン達が歩く姿は、たまらなく可愛いです。

聖書の朗読に専念しなさい

テモテへの手紙 第一 4章13節

 最近日本人の読書離れが進んでいるという調査結果が発表されました。原因は、パソコンやスマートフォンなどの情報機器で時間を取られるという理由があるようです。家でも、駅のホームや電車の中でも、立っている人も座っている人もスマホを操作し、情報、チャットやゲームに夢中になっている光景があります。そして今や聖書本体も、スマホの電子書籍に代えて利用する人が増えています。その軽さや拡大して読める便利さが人気の理由のようです。
 パウロは弟子のテモテに「私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい」(Ⅰテモテ4:13)と勧めています。この中で特に聖書を朗読すること、聖書を読むことに心を集中することの大切さを学びましょう。私たちがメディアに釘付けになり、時間を忘れる程に没頭しているなら、聖書を読む恵みの時は奪われ、少なくなります。
 イエスはペテロに「わたしを愛していますか」と3度も繰り返し質問されました(ヨハネ21:15-19)。私たちも本当に主イエスのことばを愛しているのかと問われているようです。礼拝で、諸集会でみことばを求めて集っているでしょうか。聖書のみことばは信仰の糧であり、私たちが歩む道の光です。教会員手帳の聖書通読箇所を毎日利用することも良い方法です。無駄な時間を過ごさず霊の糧で養われるために、まず一人で聖書を読む(スマホの電子聖書を含む)時間を取ることを習慣にしましょう。そして教会においても聖書朗読を大切にしましょう。そうすれば一致してみことばに従い、豊かな交わりとなって、主の栄光を現すことが出来るのではないでしょうか(ヨハネ6:63)。

(砂川昇一師)