恵みの福音(2026年3月) 通巻689号より

羊の牧場(北海道・焼尻島)
羊の牧場(北海道・焼尻島)

 羽幌港からフェリーで焼尻島へ行きました。この島には羊の牧場があります。のんびり草を食べ、リーダーについていく行く羊たちの様子が微笑ましいです。見ているだけでほのぼのと癒やされます。広い牧草地に羊の群れがいて、こんな島は珍しいです。詩篇23篇「主は私の羊飼い」が思い出されます。

苦しみに伴う感謝

テサロニケ人への手紙 第二 1章3節

 パウロは第2次伝道旅行で、テサロニケに福音を伝えました。ユダヤ人の会堂で3度の安息日にわたってイエス・キリストを説いたので、多くの者が信仰を持ちそこに新しい教会が生まれ、礼拝と交わりが持たれました。大勢のギリシア人や貴婦人たちがパウロの教えに従ったので、ユダヤ人たちはパウロとシラスを妬んで襲撃しようとしました。しかし、兄弟たちがパウロたちを危機から逃がしてベレアに送り出したのでした(使徒17:1-10)。

 パウロがテサロニケに滞在したのはわずか3週間余り。その後の様子が気がかりでテモテに託して「テサロニケ人への手紙 第一」を書き送りました。テサロニケには指導者がいないため、信者たちはユダヤ人からの迫害を受けて苦難や信仰の戦いがありました。テモテは、信者たちが迫害と苦難に耐え、信仰を保って歩んでいる様子をパウロに報告します。これを聞いたパウロは、正しいさばきを行う神がテサロニケ教会を養い導いてくださっていると感謝しています(1:3)。信者の信仰は大きく成長し、諸教会に良い影響を与え、信仰の模範になっていたのです。

 苦しみを乗り越えるためには、神を正しく知る知識と信仰の養いが大事です。互いに愛し合い、励まし合い、助け合って困難に立ち向かうなら、忍耐力と信仰が高められていき、どんな状況でも恵みと平安のうちに過ごすことが出来ます。そしてパウロのように、自分のためだけでなく、兄弟姉妹のためにも祈りと感謝をささげましょう。誰かが信仰に堅く立ったとき、信仰の決心者が起きたとき、兄弟姉妹が苦難を乗り越えたとき、共に喜び神に感謝しましょう。

(足立幸典師)