冬の白金青い池は、氷に覆われた水面に白い雪が降り積もり、一面の銀世界が広がります。さらに夜のライトアップでは、日中とはまったく雰囲気の違う幻想的な景色を楽しむことができます。
ライトアップではさまざまな照明パターンが展開され、約10分間で1つのストーリーを表現しているそうです。
主にあって大志を抱け
ピリピ人への手紙 2章13節
「少年よ、大志を抱け」これは、ウィリアム・クラーク博士がアメリカに帰国する前に学生たちに残した言葉です。博士は、北海道札幌農学校(現北海道大学)創立のためにアメリカから来日、とても信仰の厚い人でした。「私の道徳の基準は聖書にある」「聖書以外に人を正しく導く方法を知らない」と言って、学生たちに聖書の真理を教えました。わずか8ヶ月の滞在期間に学生たちに大きな影響を与え、教えを受けた新渡戸稲造や内村鑑三など、多くの卒業生がクリスチャンとして社会の中で活躍していきました。
ピリピ2章13節の「志」も「神にあって心に決めて目指していること」です。私は子供の頃、大人になったらパイロットになるという夢がありました。しかし、希望どおりにならないことを知りました。後に、神の恵みのうちに主イエスを信じることが出来、導きのまま献身者への志が与えられ牧師となりました。今年3月東洋ローア・キリスト伝道教会は「ともしびの家」の献堂式を行いました。ろうあ者のための老人ホーム建築という大きな希望を抱いて約50年、祈りと献金が捧げられて完成しました。さらに今年5月、私はアジアろうあ宣教大会で、大勢のベトナムの若いろうあクリスチャンに出会い、主の御業に驚きました。
これらから分かることは、神はみこころのままに私たちに志を立てさせ、その実現に導いてくださる方だということです。ベトナムで多くの若いろうあ者が救われていたように、私たちの教会も「若者の救いのために」と大志を抱き、神に祈りつつ福音を宣べ伝えていきましょう。神にとって不可能なことは何もないのですから(ルカ1:37)。
(橋本覚師)